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2006/07/03

中性脂肪67%低下 実証された青魚の威力

青魚には必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸が含まれています。
魚の汚染も気になりますし、たくさんはなかなかとれないので、毒性チェックをし安全基準を満たした
サプリメントで補うのもよいでしょう。

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 EPAはコレステロールと中性脂肪を下げる。
 それは、多くの研究で証明されていて、効果が最もあらわれるのは、コレステロールと中性脂肪の両方が高い人の場合である。
 オレゴン大の研究者が、被験者に鮭(さけ)を毎日、10日間食べてもらった研究では、健常者の場合、血中コレステロール値は最高17%の低下をみた。高脂血症患者の場合は、最高20%の低下だった。
 中性脂肪のほうは、健常者で最高40%、高脂血症患者の場合は、実に67%の低下をみたのだ。
 EPAが中性脂肪を下げる働きは調整的で、血液中の中性脂肪の量が多すぎると、全身に指令を発動させて、中性脂肪を分解する酵素を作り出させる。そうやって中性脂肪値が高くなりすぎるのを防ぐのだ。
 EPAは、魚の脂肪に多く含まれている脂肪酸で、いわし、あじ、まぐろ、さば、鮭などの、青魚に特に多く含まれている。いわしの魚肉100グラム中に含まれている量は、種類によって異なるが、0.4~1.4グラムである。

 毎日そのくらいの量のEPAを摂(と)っていれば、中性脂肪を下げる働きが期待出来るけれども、魚を食べない日がつづくような場合には、サプリメントで補うべきだろう。
 EPAは、中性脂肪とコレステロールを下げるだけでなく、血液をさらさらにして血栓症や心臓病のリスクを下げることがわかっている。
 文明社会におけるEPAの疫学調査は、1980年代のはじめに、千葉大の研究者たちが、勝浦と柏で行ったのが最初で、その成績は世界中の研究者の間で、大きな反響を呼んだ。
 漁港のある勝浦と、農村地帯の柏では、住民の魚の摂取量が違い、それが血小板の凝集能と、赤血球の変形度の違いとなって、はっきり示されたからだ。
 むろん、血小板凝集能が下がれば、血液の粘度が下がって、さらさらになり、赤血球変形度が上がれば、末梢血管への流れがよくなる。
 魚の摂取量は、勝浦の人たちの1日平均250グラムに対して、柏の人たちは80グラムで、血小板凝集能は高く、赤血球変形度は低かった。

●まるもと・よしお 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

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