« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

2006/06/15

やっぱり野菜と果物って大事

丸元さんの記事はためになるのでいろんな本をよませてもらっています。

「ありふれた野菜・果物に抗がん力」

 いま強い抗がん作用が注目されて、世界中で多数の動物実験が行われているPCA(プロトカテキン)は、八百屋に並んでいる日常的な果物と野菜に含まれている栄養素である。
 ラットに肝臓がんを発症させる発がん物質を与えた実験では、PCAががんの発生を防ぎ、肝臓の細胞の損傷を顕著に抑えている。そして、発生してしまった腫瘍の数を減らしている。
 しかも、がんの発生初期だけでなく、進行段階でも同様の効果を示しているのだ。
 発がん物質の害を打ち消すだけの非常に強い力があるわけで、その他の多数の研究でも、ラットとハムスターの大腸がん、肝臓がん、膀胱(ぼうこう)がん、口腔がんを防いでいる。
 では、このPCAは、どんな果物と野菜に含まれているのかというと、ほとんどの果物と野菜に含まれている。だから、高価な果物や珍奇な野菜を求める必要はまったくない。ただ、ありふれた果物と野菜をたっぷり―とは、食べたいだけの量―食べていれば、十分にとれる栄養素なのである。

 問題は、たっぷり食べるという点だが、外食をしていると、なかなかそれができない。野菜は肉料理などにあしらわれているだけ、という店が多いからだ。
 しかし、料理の選択の仕方によっては、かなり野菜がとれる店もあるので、そういう店を多く知っているかどうかも、あなたの健康を左右することになる。
 むろん、PCAは果物と野菜に含まれている多数の栄養素のひとつに過ぎず、これ以外にも重要な働きをするものがたくさんあるのだから、食事に占める果物と野菜の量は、誇張ではなく健康を左右することになるのだ。
 現在では、世界中どこに行っても同じような果物と野菜が売られているが、それはさまざまな原産地のものが世界中に伝播(でんぱ)して、主要な農作物になった結果である。おそらく人類は、それが栄養的に重要な食品であることに気付き、主要な農作物にしていったのだ。
 そして、どこででも手に入るありふれたものになったのだが、ありふれた農作物にわれわれの健康を支える栄養が含まれていることを、科学が証明し始めている。

▼丸元淑生(まるもと・よしお) 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

| | コメント (0)

2006/06/13

ヒジキ・・・生命維持に欠かせない酵素を作る必須ミネラルの塊

すっかり多忙な日々が続いております(^^;)でもがんばりまーす

・・・・・・・・・・・

必須ミネラルの多くは生命活動に不可欠な酵素の構成要素である。その酵素の種類は何百と多数で、動物にとっても植物にとっても生命維持のために不可欠なのだ。
 そのミネラルを土や水から吸い取ることが出来るのは植物だけである。植物を食べることでわれわれは必要なミネラルを得ている。肉や魚介類から得ているミネラルも植物由来のものなのだ。
 農業でみると、野菜が畑から必要なミネラルを吸い取ると、次に植えられる野菜は健康に育たないので、畑にミネラルを戻してやらなくてはならない。そこで、数種類のミネラルだけを戻すのが化学肥料による農業、吸い取ったすべてのミネラルを戻すのがオーガニックの農業だ。
 当然、オーガニックのほうが栄養的に優れているので、選択の余地がある場合にはオーガニックの野菜を選択すべきだが、海藻はみなオーガニックである。

 海藻はあらゆるミネラルが溶け込んでいる海水から、自分の必要とするミネラルを必要なだけ取り込んでいるからだ。
 だから、海藻はみな最高のミネラル源だが、ヒジキは全食品中トップの鉄源である。カルシウム、カリウム源としてもベスト10に入る。その他の必須ミネラルも網羅的に含んでいて、栄養になるミネラル以外の成分は100あまり見つかっている。
 いまはヒジキ採取の盛期で、新物が出回っているので、ときには食卓にのせたい。

〈ヒジキの煮しめ〉
▽材料
 干しヒジキ適量、油揚げ適量
▽作り方
(1)干しヒジキを水に漬けて戻す。水を替えながら30~40分間漬けて洗い、水を切っておく。
(2)適宜に切った油揚げと戻したヒジキを鍋に入れ、ヒタヒタまで酒を注ぎ、しょうゆを加えて中火で加熱。しょうゆは加え過ぎないよう注意。味をみて不足なら足すようにする。甘味が不足なら酒を足しながら煮て、味を調えて出来上がり。
 ヒジキは野菜炒めに加えてもよい。その場合は戻したヒジキを野菜と一緒に炒める。味は塩だけで調える。
 戻したヒジキをそのまま酢みそであえてもおいしい。

▼丸元淑生(まるもと・よしお) 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

| | コメント (0)

« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »