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2006/04/16

薬で泣きを見ないための必須知識&情報

ゲンダイの記事でぜひごらんいただきたいものがありましたのでご紹介いたします。
日本では薬剤消費量は日本一。それに伴って薬剤副作用による事故も世界一です。

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★処方薬の副作用教えます
病院・医者からもらう処方薬の副作用で死亡する事故が後を絶たない。薬の副作用で健康被害を受けた人の3割は、退職や減収を強いられたという調査結果もあるだけに、副作用情報は頭に叩き込んでおきたい。
 ところが製薬会社でつくる「くすりの適正使用協議会」の調査によると、患者の7割が処方薬の副作用情報を知りたいと思いながら、実際に情報を受けたのは27%だけ。
 そこで薬剤師で「医薬情報研究所」医薬情報部門責任者の堀美智子氏に、多くのサラリーマンを悩ませる生活習慣病である高血圧、糖尿病、高脂血症の処方薬について注意点を聞いた。

●高血圧
 カルシウム拮抗薬やACE阻害薬、β遮断薬は、服用中に咳(せき)が出やすく、α遮断薬は鼻がつまりやすい。これを副作用と知らず、市販のかぜ薬などを飲むと危険だ。
「総合感冒薬や咳止めなどに含まれる交感神経刺激薬は、血圧をさらに上昇させる恐れがあります」
 β遮断薬には、胸焼けや食欲不振の副作用もある。
「一部の市販胃腸薬に含まれる胃酸の分泌を止める成分H2ブロッカーは、β遮断薬の作用を強めるため、血圧が下がり過ぎ、めまいやふらつきなどの副作用が出ることがあります。鼻炎薬や総合感冒薬、下痢止め、胃腸薬など一部の市販薬に含まれる抗コリン薬も同様です」
 高血圧患者はカリウムの摂取を勧められる。だが、カリウム保持性利尿薬やACE阻害薬の服用者は、高カリウム血症を引き起こす恐れがあり、避けた方が無難だ。
「『血圧が高めの方へ』をうたう特定保健用食品とACE阻害薬が組み合わさると、降圧作用が強く出て、血圧が下がり過ぎる場合があります」

●糖尿病
 糖尿病で血糖値を下げる処方薬を飲んでいる人が、高熱を抑えるため市販の解熱鎮痛剤のアスピリンを飲んだら冷や汗が出て動悸(どうき)が激しくなるということがある。
「アスピリン自身にも血糖値降下作用があり、処方薬との相互作用で、低血糖になることがあるのです」
 市販の総合感冒薬などに含まれる交感神経刺激薬は、逆に血糖値を上昇させる作用があり、処方薬と効果が反発して血糖値のコントロールが難しくなる。同様の理由でαグルコシダーゼ阻害薬を服用中の人は、総合胃腸薬や消化薬を併用してはいけない。
「高血圧か高脂血症を併発している糖尿病患者は、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高く、予防の意味で前者はカルシウム拮抗薬、後者はアトルバスタチンカルシウム水和物を飲んでいるケースが多い。ところが、どちらも血糖値を上昇させやすいのです」
 服用中は定期的に血糖値のチェックを。

●高脂血症
 高脂血症治療薬は複数服用をしてはいけない。急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症を引き起こす恐れがある。中でもHMG―Coa還元酵素阻害薬とフィブラート系薬剤の併用はダメ。腎機能が低下している人は特に要注意だ。
「フィブラート系の処方薬の服用者が、抗凝固薬のワーファリンやスルフォニル尿素系血糖降下薬などを併用すると、併用薬の作用が増強しやすいので、これも気をつけましょう」
 うるさがられても、薬の副作用は必ず医者に確認することだ。

★市販薬 バカな飲み方危険な飲み方
 医者に行くほどではないが、ちょっと具合が悪いというときは市販薬だが、気をつけなければいけないことがある。市販薬は医者で処方される薬より成分量が少なく安全性は高いといっても、持病で服用している処方薬や食べ物との“危険な組み合わせ”には要注意だ。「間違うと危ないくすりののみ方」の共著者で、「メディサイエンスプランニング」代表取締役社長で医学博士の浦江明憲氏に聞いた。

●風邪薬
 マレイン酸クロルフェニラミンを含む抗ヒスタミン薬配合の風邪薬は、卵酒と一緒に飲むと強い眠気に襲われる。
「アルコールの作用が増強されるからです」
 主な市販薬は、「エスタックイブ」「コンタック総合感冒薬」「新ルルAカプセル」など。
 アセトアミノフェンを含む解熱鎮痛薬は、キャベツと一緒にとると効果が弱まる。
「キャベツに含まれる成分によって、肝臓でのアセトアミノフェンの代謝(無毒化)にかかわる酵素の働きが促進され、解熱鎮痛効果が低下します」
 主な市販薬は「新エスタック『W』」「改源」など。

●胃腸薬
 水酸化アルミニウムゲルや水酸化マグネシウムを含む消化性かいよう治療薬は、肉などの高タンパク食をとると薬効が弱まる。
「高タンパク食に含まれるリン酸と胃腸薬のアルミニウムが結びつくと、リン酸アルミニウムが形成され、胃酸を中和する力が弱まるのです」
 主な市販薬は「新三共胃腸薬」「大正胃腸薬Z」など。
 ラクトミンを含む乳酸菌製剤は、食前に飲むと胃酸にやられて効きめが低下する。
 主な市販薬は「パンシロンN10」「ビオフェルミン健胃消化薬錠」など。

●外皮用薬(張り薬・塗り薬)
 インドメタシンを含む消炎鎮痛薬は、アスピリンぜんそくのある人は使わない。
「アスピリンぜんそくを誘発する可能性があります」
 主な市販薬は「アンメルシンハップ」「エアーサロンパス インドメタシン1.0%」など。

●禁煙補助薬
 ニコチンを含むニコレットなど禁煙補助薬は、高血圧・糖尿病薬と併用すると逆効果だという。
「降圧剤のβ―遮断薬を使っている人は血圧降下作用が弱くなるし、糖尿病の人は血糖値が上がって血糖コントロールが難しくなります」
 手軽で便利な市販薬も、これらのことを知った上で使わないと、期待した効果が得られなかったり、危険な目に遭ったりすることを肝に銘じた方がいい。

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