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2006/04/28

分子栄養学からみた全体像④ビタミンミネラルの欠乏

さて、ビタミンとミネラル。現代人は必要量の30%くらいしか摂取できていません。なので代謝率も30%前後と非常に低くなっています。

そういった背景から、現代では、医療が進歩しているにも関わらず、病人が異常に増えているという現状があります。病気の原因である「活性酸素」を除去してくれるビタミンとミネラルが異常に欠乏しているから病気が増える。

病気でないから健康ですか??

肩こり、疲労感、ささくれ、眼精疲労、あかぎれ、抜け毛、動悸、冷え性、むくみ、肌荒れ、乾燥、肥満、便秘、二枚爪・・・など、みな病気のシグナルです。

またキレる、ひきこもりな子供・・・が増えていますが、これは脳に栄養が足りていないということですし、また最近は、びっくりすることですが、カルシウムが足りていないということで、足が上がらない子供も増えているようです。

また、ビタミンB1、カルシウムが欠乏していることにより、集中力が足りなくなったりとか、理性や感情のコントロールができなくなったり・・・という子供も増えているとか。

また糖分の取りすぎにより、血糖値が高い子供も増えています。精製された砂糖は、栄養素を破壊します。
コーラ→14個分の角砂糖 アイスは15個分の角砂糖が入っているのです。
ビタミンミネラルがどんどん破壊されています。
お菓子も問題で、砂糖だけでなく、炎症や病気の原因にもなるオメガ6系の脂肪酸がたっぷり含まれているわけです。

子供の栄養チェックをしても、非常に悪い子が多いですし、血液もドロドロな子が多いです。さらに野菜ギライ、果物ギライの子供も多く、本当にこんな状態でよいのか不安になります。

子供の食育は、人格形成の上でも非常に重要ですし、子供は自分で食べ物を選ぶというよりは、親の与えるものを食べるのが普通なので、親がきちんとした知識を持ち、食事やライフスタイルに気を使うということが、子供の将来、そして今後の日本にとっても非常に大事なことだと思います。ぜひ、賢い食育を!

(続く:次回は活性酸素について)

以前にもご紹介しましたが非常にためになります。

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2006/04/26

肥満になりやすい遺伝子の発見

へーっという記事を農水省からみつけました。
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生命の遺伝子情報はDNAに記録されています。DNAは4種類の塩基で構成されていますが、遺伝子情報を担う塩基配列は個人個人で微妙に異なります。
多くの場合、DNAの塩基のうち1つだけが欠けたり他のものと置き換わったりしています。DNAの塩基が1カ所だけ別の塩基に置き換わっていることをSNP(single nucleotide polymorphism)と言い、スニップと発音します(複数の場合は、SNPs、スニップスです)。

人間のDNAを構成する30億塩基のうち、SNPは数百塩基に1ヵ所とかなり大きな割合で発生していると推測されており、こうした違いが個人個人の体質の違いを決めていると考えられています。

従って、SNPの違いが分かれば、病気にかかりやすい体質とか、太りやすい体質だとかが分かるため、個人個人の体質に合わせた最も良い予防法や治療法の選択が
可能となります。
こうした個人個人の体質に合わせた医療のことをテーラーメード医療またはオーダーメード医療と呼びます。

アメリカ・ボストン大学などの研究チームは、太りやすさに関係しているSNPを発見したと科学研究雑誌Scienceに発表しました(2006/4/14)。

研究チームは、フラミンガム心臓病研究に参加したアメリカ人694人の血液サンプルと体格データ(BMI)を使って、DNAの塩基が置き換わっているSNPと体格(BMI)との関係について86,604カ所を解析しました。

その結果、遺伝子INSIG2の近くにあるrs7566605と呼ばれる部分にSNPがある人は、そうでない人より1.3倍、肥満になりやすいことが分かりました。

この遺伝子INSIG2は、コレステロールなどの合成を抑制することが知られており、動物実験でも肥満抑制効果が明かとなっています。
そのため、今回見つけられたSNP(rs7566605)の変異により遺伝子INSIG2の働きが阻害されたため、肥満が促進されたのではないかと考えられています。

 また、西欧系米国人、アフリカ系米国人、子どもからなる異なった集団でも、このSNP(rs7566605)は肥満と関係していることが確かめられました。
今回の調査では、約10人に1人の割合でこのSNP(rs7566605)が認められたことから、かなり一般的な変異と考えられています。

 肥満は、2型糖尿病、心臓病、メタボリックシンドローム、高血圧、脳卒中やいくつかのガンの原因となっています。そのため、肥満の遺伝子素因であるSNP(rs7566605)の発見により肥満の予防法や治療法の開発とともに生活習慣病の予防にも役立つと期待されています。

 こうした研究が進めば、将来、「あなたは太りやすい体質なので、1日のカロリーを2000kcalに抑えて果物を沢山食べるようにしなさい」
といった栄養指導が行われる時代が来るかも知れません。

【文献】
Herbert, A. et al.: A Common Genetic Variant Is Associated with
Adult and Childhood Obesity. Science 312: 279-283. (2006)
[DOI: 10.1126/science.1124779]

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2006/04/24

分子栄養学からみた全体像③野菜グループの話

では今回は野菜グループの話です。(ずいぶんと間が開きましたが・・)
野菜グループとは、微量栄養素のビタミンとミネラル郡をさします。

これらがどういった働きをするのか?
たとえば、車でいうと、ガソリンがエネルギー源である炭水化物やたんぱく質や脂肪であり、
運転手がビタミンやミネラルといった感じでしょうか。
エネルギー源を積んでも、運転手がいないと動かない。
ビタミンやミネラルがないと、エネルギーに転換されないのです。
つまり代謝がうまくいかない。
筋肉でいうと、筋肉の材料であるたんぱく質をとっても、筋肉を収縮させてくれる
ビタミンやミネラルがないとうまく機能しない。
それ以外にもものすごく重要な働きがあります。

①酸化防止という働き
りんごをほっておけば、茶色く酸化するように、人間の体も70年くらいかけてしわしわに
なっていきます。
りんごを茶色くするのを防ぐ(酸化を防ぐ)には、レモン汁(ビタミン)にひたす、
塩水につける(ミネラル)というように、ビタミンやミネラルは酸化を防ぐ働きがあります。

人間の体も同じように、ビタミンやミネラルをたくさんとっていれば、酸化(=老化)の速度が
恐ろしく遅くなります。
すでに30代くらいで老化のスピードって個体差出ていますよね??(笑)
私もすごく感じます(笑)

そういった酸化を防ぐ物質を抗酸化物質といいますが、たくさんのお野菜と果物をとるのは
もちろんですが、野菜も果物も栄養素が激減していますし、農薬の影響などもあり、たくさん
食べ過ぎるのも危険な時代であり、現代人は恐ろしくビタミンとミネラル郡が足りていないので、
老化をしたくなければ高品質のサプリメントで補う必要があります。
また老化=病化ですので、病気になりたくなければこれまたたくさん抗酸化物質をとる必要が
あるでしょう。

②体の中にある有害物質を除去する役割
さて体の中に入ってくる有害物質にはどんなものがあるのでしょうか?
ダイオキシン(空気中、魚などの食品から)
環境ホルモン(食品、薬品、化粧品ほかから)
加工食品による添加物、農薬、化学薬品
たばこ、酒、カフェイン
・・・
あげればきりがないほど、またどんなに気をつけていても入ってきてしまうものです。

ビタミンやミネラル郡は、こういった有害物質を除去してくれるという働きがあります。
今たくさんの有害物質が入ってきて肝臓もいっぱいいっぱいの状態です。
ビタミンやミネラルが足りていないと、有害物質が蓄積され続け、疲れやすくなったり
病気になります。

(続く)

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2006/04/17

セリ科野菜の効力

セリって体にいいんですよぉ~!!丸元さんの記事より

飾りじゃもったいない!セリ。

セリ科の野菜をアメリカ国立ガン研究所は、最も重要な抗ガン食品のグループに入れている。
セリ科の野菜を挙げてみると、せり、三つ葉、明日葉、人参、セロリ、パセリ。みな独特の香りがあり、味もそれぞれ比類のないものだ。

それは他の野菜では得られないさまざまな成分を含んでいる証拠であり、それだけの多種類の成分はサプリメントでは補うことが出来ないので野菜そのものを食べるしかない。健康で長生きしたい人は食事にセリ科の野菜が含まれていることを、時どき確かめてみる必要がある。

せりは10月下旬から4月まで出回っているが、旬の早春のものは特に香りが強い。その早春のせりをおひたしにして食卓に出しておくと、私の経験では誰もがまっ先に箸(はし)をつける。それだけ体が求めているのだ。
三つ葉の茎を軟化させた切り三つ葉は春から夏が旬である。今からがおいしく値段も安くなる。この旬の三つ葉のおひたしがときどき食卓に並ぶような食事ならば長命の食事に違いない。

せりと三つ葉以外は周年出回っているので毎日の食事のアイテムにできる。パセリはわが国では洋食店の皿の飾りにされてきたので料理の主役から外されているが、もっと料理に使われるべきである。

揚げもの料理を食べるとガンのリスクの指標の1つにされている尿変異原性試験の数値が上昇する。だから揚げもの料理を毎日のように食べることは非常に危険で、ガンのリスクが高くなると思わなくてはならないが、パセリの働きの1つは変異原性抑制作用である。

パセリを一緒に食べておくと、揚げもの料理を食べても尿変異原性試験の数値があまり上がらないのだ。つまり、揚げもの料理の害をかなり打ち消してくれるわけで、揚げもの料理に添えられなくてはならないのは、飾り程度ではない量のパセリなのである。

人参を除いてセリ科の野菜はみな低カロリーの若茎、若葉野菜である。少ないカロリーで多種類の栄養をもたらすが、シカゴ大の研究者はセロリに含まれている3―n―ブチルフタライドというファイトケミカルに血圧を下げる強い力があることを確かめている。そして、研究者の1人は自分自身113グラムのセロリを毎日1週間食べつづけた結果、158/96の血圧が118/82になったと報告している。

セロリが何よりもよいのは、そのまま食べられる点で、料理の手間がかからない。

●まるもと・よしお 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

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2006/04/16

薬で泣きを見ないための必須知識&情報

ゲンダイの記事でぜひごらんいただきたいものがありましたのでご紹介いたします。
日本では薬剤消費量は日本一。それに伴って薬剤副作用による事故も世界一です。

・・・・・・・・・・・・・

★処方薬の副作用教えます
病院・医者からもらう処方薬の副作用で死亡する事故が後を絶たない。薬の副作用で健康被害を受けた人の3割は、退職や減収を強いられたという調査結果もあるだけに、副作用情報は頭に叩き込んでおきたい。
 ところが製薬会社でつくる「くすりの適正使用協議会」の調査によると、患者の7割が処方薬の副作用情報を知りたいと思いながら、実際に情報を受けたのは27%だけ。
 そこで薬剤師で「医薬情報研究所」医薬情報部門責任者の堀美智子氏に、多くのサラリーマンを悩ませる生活習慣病である高血圧、糖尿病、高脂血症の処方薬について注意点を聞いた。

●高血圧
 カルシウム拮抗薬やACE阻害薬、β遮断薬は、服用中に咳(せき)が出やすく、α遮断薬は鼻がつまりやすい。これを副作用と知らず、市販のかぜ薬などを飲むと危険だ。
「総合感冒薬や咳止めなどに含まれる交感神経刺激薬は、血圧をさらに上昇させる恐れがあります」
 β遮断薬には、胸焼けや食欲不振の副作用もある。
「一部の市販胃腸薬に含まれる胃酸の分泌を止める成分H2ブロッカーは、β遮断薬の作用を強めるため、血圧が下がり過ぎ、めまいやふらつきなどの副作用が出ることがあります。鼻炎薬や総合感冒薬、下痢止め、胃腸薬など一部の市販薬に含まれる抗コリン薬も同様です」
 高血圧患者はカリウムの摂取を勧められる。だが、カリウム保持性利尿薬やACE阻害薬の服用者は、高カリウム血症を引き起こす恐れがあり、避けた方が無難だ。
「『血圧が高めの方へ』をうたう特定保健用食品とACE阻害薬が組み合わさると、降圧作用が強く出て、血圧が下がり過ぎる場合があります」

●糖尿病
 糖尿病で血糖値を下げる処方薬を飲んでいる人が、高熱を抑えるため市販の解熱鎮痛剤のアスピリンを飲んだら冷や汗が出て動悸(どうき)が激しくなるということがある。
「アスピリン自身にも血糖値降下作用があり、処方薬との相互作用で、低血糖になることがあるのです」
 市販の総合感冒薬などに含まれる交感神経刺激薬は、逆に血糖値を上昇させる作用があり、処方薬と効果が反発して血糖値のコントロールが難しくなる。同様の理由でαグルコシダーゼ阻害薬を服用中の人は、総合胃腸薬や消化薬を併用してはいけない。
「高血圧か高脂血症を併発している糖尿病患者は、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高く、予防の意味で前者はカルシウム拮抗薬、後者はアトルバスタチンカルシウム水和物を飲んでいるケースが多い。ところが、どちらも血糖値を上昇させやすいのです」
 服用中は定期的に血糖値のチェックを。

●高脂血症
 高脂血症治療薬は複数服用をしてはいけない。急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症を引き起こす恐れがある。中でもHMG―Coa還元酵素阻害薬とフィブラート系薬剤の併用はダメ。腎機能が低下している人は特に要注意だ。
「フィブラート系の処方薬の服用者が、抗凝固薬のワーファリンやスルフォニル尿素系血糖降下薬などを併用すると、併用薬の作用が増強しやすいので、これも気をつけましょう」
 うるさがられても、薬の副作用は必ず医者に確認することだ。

★市販薬 バカな飲み方危険な飲み方
 医者に行くほどではないが、ちょっと具合が悪いというときは市販薬だが、気をつけなければいけないことがある。市販薬は医者で処方される薬より成分量が少なく安全性は高いといっても、持病で服用している処方薬や食べ物との“危険な組み合わせ”には要注意だ。「間違うと危ないくすりののみ方」の共著者で、「メディサイエンスプランニング」代表取締役社長で医学博士の浦江明憲氏に聞いた。

●風邪薬
 マレイン酸クロルフェニラミンを含む抗ヒスタミン薬配合の風邪薬は、卵酒と一緒に飲むと強い眠気に襲われる。
「アルコールの作用が増強されるからです」
 主な市販薬は、「エスタックイブ」「コンタック総合感冒薬」「新ルルAカプセル」など。
 アセトアミノフェンを含む解熱鎮痛薬は、キャベツと一緒にとると効果が弱まる。
「キャベツに含まれる成分によって、肝臓でのアセトアミノフェンの代謝(無毒化)にかかわる酵素の働きが促進され、解熱鎮痛効果が低下します」
 主な市販薬は「新エスタック『W』」「改源」など。

●胃腸薬
 水酸化アルミニウムゲルや水酸化マグネシウムを含む消化性かいよう治療薬は、肉などの高タンパク食をとると薬効が弱まる。
「高タンパク食に含まれるリン酸と胃腸薬のアルミニウムが結びつくと、リン酸アルミニウムが形成され、胃酸を中和する力が弱まるのです」
 主な市販薬は「新三共胃腸薬」「大正胃腸薬Z」など。
 ラクトミンを含む乳酸菌製剤は、食前に飲むと胃酸にやられて効きめが低下する。
 主な市販薬は「パンシロンN10」「ビオフェルミン健胃消化薬錠」など。

●外皮用薬(張り薬・塗り薬)
 インドメタシンを含む消炎鎮痛薬は、アスピリンぜんそくのある人は使わない。
「アスピリンぜんそくを誘発する可能性があります」
 主な市販薬は「アンメルシンハップ」「エアーサロンパス インドメタシン1.0%」など。

●禁煙補助薬
 ニコチンを含むニコレットなど禁煙補助薬は、高血圧・糖尿病薬と併用すると逆効果だという。
「降圧剤のβ―遮断薬を使っている人は血圧降下作用が弱くなるし、糖尿病の人は血糖値が上がって血糖コントロールが難しくなります」
 手軽で便利な市販薬も、これらのことを知った上で使わないと、期待した効果が得られなかったり、危険な目に遭ったりすることを肝に銘じた方がいい。

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2006/04/15

妊婦の9割超、「葉酸」不足・先天異常招く恐れも

妊婦や若い女性に大切な栄養素である「葉酸」を、厚生労働省公表の摂取量の目安よりも多く摂取している妊婦は7.5%で、90%以上の妊婦が摂取不足なことを横浜市立大学などのグループが突き止めた。足りないと胎児の先天異常や妊婦自身の貧血・妊娠中毒症などにつながる。22日から横浜市で始まる日本産科婦人科学会で発表する。

 妊娠5カ月目の妊婦53人に食事内容を聞き取り調査し、妊娠中の2カ月間の摂取量を推計した。平均摂取量は1日当たり275マイクロ(マイクロは100万分の1)グラムだった。厚労省は、妊娠可能な年齢の女性は1日に400マイクログラム以上摂取することが望ましいとする指針を2000年に公表。この目安を上回った女性は全体の7.5%にとどまった。

胎児の先天異常には、妊娠中よりもむしろ妊娠前の葉酸不足が影響しているとされる。ただ食習慣は短期間には変わりにくいため、こうした不足状態が妊娠前から続いていた可能性が高い。

(nikkei net 4.10)

妊娠中もライフパックで栄養補給!

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2006/04/12

マグネシウムでメタボリックシンドロームのリスク低下

(3・27ヘルスデーニュースより)

糖尿病や冠動脈疾患につながるメタボリックシンドロームの罹患率低下に、マグネシウムの豊富な食品が役立つことが最新の研究により判明した。米医学誌「Circulation」3月28日号に掲載された報告によると、米国人約4,600人を対象として1985年に開始された研究で、マグネシウム摂取量の多い人はその後の15年間のメタボリックシンドローム発症リスクが31%低いことが明らかになったという。

メタボリックシンドロームの症状には、高血圧、高血糖、高脂血症のほか、「善玉」であるHDLコレステロールの低下などが含まれる。このうち3つ以上が認められると、心血管疾患および糖尿病のリスクが増大する。マグネシウムとメタボリックシンドロームの関係を示す研究は初めてではないが、米ノースウェスタン大学(イリノイ州)医学部助教授Ka He博士によると、今回の研究では新たに「マグネシウムを多く摂取することで、メタボリックシンドロームの個々の症状のリスクが低下する」ことがわかったという。

マグネシウムが含まれる食品には、オヒョウ、炒りアーモンド、カシューナッツ、ホウレンソウ、全粒シリアル、アボカド、バナナおよびレーズンなどがある。被験者のうち約16%は、マグネシウムの栄養補助食品(サプリメント)を利用しており、サプリメントの有効性も示された。

今回の研究の特色は、開始時点で20歳代という若年者を主に対象としている点。若い人は寿命を延ばすことには無関心だが、この結果から、若い人も健康的な食生活に関心をもつべきであることがわかるとHe氏は述べている。

米国医学研究所(IOM)は、19~30歳の男性で1日400mg、女性で310mgのマグネシウム摂取を推奨している。しかし、心臓の健康のためにマグネシウムが果たす役割はごく一部にすぎないという。一般にいわれるように、禁煙や運動、野菜や果物を多く摂り、脂肪の多い食品を控えることも不可欠である。

Img20060327

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2006/04/11

分子栄養学からみた全体像②

(栄養とは~分子栄養学からみた全体像①の続き)

では、今日から何を食べるか?その材料についてのお話しです。

まず、その材料は、大きくわけて、2つのグループに分けられます。

1つは、カロリーグループ、もう一つは野菜グループ として考えて見ましょう。

まずは、カロリーグループから。カロリー源となる栄養素は三つあり、たんぱく質・炭水化物・脂質です。

さあ、たんぱく質は十分取れていますか?たんぱく質が低下すると、免疫が下がり、風邪ひきやすく、また花粉症になりやすかったりします。お肉でたんぱく質をとればいいじゃん?となりますと、同時に脂肪もたくさん摂取しますし、お肉は酸化されやすいため、お肉を食べると体内が酸性に傾くなど、また最近のお肉はどんなものからとってるかもわからないという、さまざまなデメリットもたくさんあります。
では魚からとればいいじゃないという点も、まぐろなどは汚染が激しいということや、これまたデメリットがたくさんあります。
というわけで、もっとも安心な蛋白源といえば、豆類や、それから、しじみなども非常にプロテインスコアが高い食べ物です。そういったものでたんぱく質を補っていったらよいのではと思います。

次に、炭水化物です。これは、いうまでもなく十分すぎるくらいとれているのではないでしょうか?ただし、問題は、精製された単純炭水化物(白い米、白いパン、白い砂糖など=死んだ食べ物)をとりすぎていること。これによって、ミネラル不足などさまざまな問題を引き起こしています。炭水化物は、精製されていない玄米や黒いパン、黒糖など、意識して精製されていないものをとるようにしたいものです。あと、三温糖は、白い砂糖にただカラメルで色をつけて黒くしているだけのただの白い砂糖とほぼ変わりませんので、三温糖はだめです。

最後に、脂質。脂質はホルモンを作ってくれたり、また、細胞膜がしっかりできていないと、代謝がしっかり行われないという意味で非常に重要です。ただ、油は十分とれているのですが、その質のバランスに問題があります。

脂質には簡単にいって、その分子構造から、オメガ3、オメガ6、オメガ9脂肪酸と分かれていて、その理想的な割合としては、オメガ3:オメガ6=1:4(現代人で)といわれていますが、現代人は、なんと1:20くらいにオメガ6脂肪酸が多いです。オメガ3脂肪酸は、魚の油、DHA,EPAなど、オメガ6脂肪酸は植物性の油、ドレッシングやサラダ油など。オメガ3脂肪酸は、血液をサラサラにし、炎症を抑えるなど健康のメリットが多いです。反対にオメガ6脂肪酸は、血液を凝固し、炎症を起こし、などデメリットが多いです。ちなみにオメガ9脂肪酸は身体にとってメリットが多い油です。

なので、オメガ3脂肪酸をたくさんとって、オメガ6脂肪酸を控えめにしなければならないのに、ほとんど食事からはオメガ3は取れず、ファーストフードや悪い油や全てオメガ6脂肪酸で、お菓子ばっかり食べてる現代の子供はその割合が1:50くらい?とまで言われています。
集中力のない子、アトピーや肌に炎症があったり、ぜんそくがあったりと、これらのほとんどがオメガ3脂肪酸を補うことで解決する可能性もあるくらい不足しています。

油は、ぜひ身体によいオメガ9脂肪酸(オレイン酸)のエクストラヴァージンオリーブオイル、もしくはちょっとゆずってキャノーラ油を高くても健康のために使っていただきたい、と思います。

週に4-5回青魚をとっても足りないし、その汚染度合いが問題とされるので、サプリメントからとるなら、ファーマネックスのマリンオメガでしょう。マリンオメガなら、南極のオキアミというプランクトンからとっているので汚染もなくアスタキサンチンという抗酸化作用もあり、DHA、EPAもたっぷりとれます。魚がとれない人、アレルギー体質の人、アトピー、ぜんそく、花粉症、集中力ない、赤ら顔、にきびや吹き出物、胃腸の炎症、気管支炎、血液サラサラ、高齢者のボケ防止など、とにかくとっていただきたいですね。

ちなみに私の父は、マリンオメガに変えただけでコレステロールが下がったと大騒ぎしていましたが・・・(笑)

(次回は、カロリーグループを燃やしてくれる野菜グループについて)

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2006/04/08

栄養とは~分子栄養学からみた全体像①

<体質>について。

「私はアレルギーな体質」とか「風邪引きやすい体質」とか、体質っていう言葉があるかと思いますが、体質ってなんでしょう。

体質は、①遺伝的なもの ②環境  この2つの要因から作られます。
遺伝的なものは変えられないので、環境改善をするしかありません。予防とは、この環境を改善する、ということともいえます。

では、体質を作っているのはなんでしょうか。
人間の身体は、60兆個の細胞の集合体でできていて、その一個一個の細胞の質、これが体質を作っています。

1個1個の細胞は、46種類ほどの栄養、酸素、水、でできているので、60兆個の細胞全てに十分な46種類の栄養と酸素(細胞は、水という形で酸素を取り入れていますので、あまり水を飲まない方は要注意)がいきわたっていることがいい細胞を作る条件です。

では細胞の質を決めているものは?→血液の質。
血液の質を決めているものは?→栄養の質。
栄養の質を決めているものは?→食事の質。

つまり食事(=材料)の質が、結局は細胞の質をきめ、体質を決めています。
体質を改善するには、食事の質をかえるということが必須です。

肝臓とか骨など、細胞がうまれかわるのに半年から1年くらいかかるので、今日のあなたを作っているのは、半年から1年前くらいに食べた食事ということですねー。

今日から何を食べるか?材料選びはとっても重要です。

では、その材料を考えていきましょう~。

次回:栄養*カロリーグループと野菜グループ

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2006/04/06

大豆。

最近、肉は余分な脂肪が多いし酸化されやすいし、魚はどこでとれたのかわからないと安心して食べられないし、水銀やダイオキシンの汚染も気になるし・・ってことで、主な蛋白源は豆類からとっているワタクシであります。(もちろん豆類もどこからとってきたものかとか気になりますけど・・・)

すっかり食べるものを厳選し、外食を減らし朝は果物にして間食も果物にし、っていう非常にヘルシーな生活をしていたところ、おなかまわりの脂肪が・・・減った!今日この頃です。(今までがあまりに外食が多すぎたのかも・・・)

さて、非常に勉強になります、丸元さんの食の記事、今回は大豆とそのフラボノイドのイソフラボンについてです。
さぁ、大豆を食べよう~

・・・1日の必要量は豆腐で半丁、納豆なら1パック・・・

大豆に含まれている大豆特有のフラボノイド(抗酸化作用の強い植物成分)はイソフラボンと呼ばれている。
大豆食品を食べるとイソフラボンは胃からは吸収されずに腸内細菌によって植物ホルモンに転換されて、腸から吸収される。
大豆食品をよく食べてきた民族の場合は、その転換がスムーズに行われるので、食べると血液中のイソフラボン値がすぐに上がることが確認できるが、大豆食品を食べる習慣のなかった民族はあまり上がらない。
フィンランドの研究者によると、フィンランド人男性のイソフラボンの血中値は日本人男性の100分の1である。
吸収されたイソフラボンのホルモンとしての活性は弱く、薬品のエストラゲン剤の数百分の1から1万分の1でしかないが、それはマイナスではなく実は大きなプラスである。薬品のような副作用がなく、前立腺ガンや乳ガンなどのホルモン依存性のガンのリスクを下げるのだ。
ではどのくらい大豆食品を食べていればいいのかというと、かつて長寿世界一といわれた沖縄県民が伝統的に食べていた量と考えられている。沖縄県民が食べていた大豆食品の量は世界一で、乳ガン死、前立腺ガン死はゼロに近かったからである。
その量をイソフラボンの量にすると1日70~90ミリグラム。大豆食品に含まれている量は次のとおりである。
豆腐半丁  75ミリグラム 納豆1パック65ミリグラム ほぼこれくらい食べていれば足りるわけで、これからは枝豆のシーズンになるが、ビールのつまみに枝豆を食べればそれからもイソフラボンが摂れることになる。

イソフラボンはガンの発生を抑えるのではなく成長を抑える。
検死のデータを比較した研究では、アメリカ人男性と日本人男性にはほぼ同率で前立腺ガンが認められている。しかし、日本人男性の場合は、ガンが小さいままで臨床的にガンと診断されるレベルまで成長していないケースが多いのだ。 (→確かに!)

大豆はガンを抑えるだけでなくコレステロールも下げる。ケンタッキー大の研究者が豆腐90~120グラム(約半丁)を毎日被験者に食べてもらった38回の研究では、高かった血中コレステロール値と中性脂肪値が顕著に下がっている。

それだけではなく、悪玉のLDLコレステロールの酸化も防いでいる。酸化LDLは動脈硬化の原因になるのだから、循環系の健康のためにも大豆を食べたい。

●丸元淑生(まるもと・よしお) 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

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2006/04/04

あなたのいびきは睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)?

前回の、重大な病気の前兆、の記事に関して、いびきや無呼吸症候群などの問い合わせが、個人的なメールなどでたくさんありました。

男性のいびき、それから睡眠時無呼吸の相談がやたら多いので、ちょっと調べてみました。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上の呼吸が停止、つまり無呼吸が5回以上繰り返される病気です。主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
また、SASは生活習慣病と密接に関係しており、放置すると生命の危険に及ぶこともあります。また、SAS特有の眠気は交通事故を起こす危険もあり、早期に適切な治療をすることが大切、とのこと。

原因

睡眠時無呼吸は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい(巨舌症)、鼻が曲がっているなどがあげられます。また、欧米人のSAS患者さんは肥満している人がほとんどですが、日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、やせているのにSASである方もいらっしゃいます。 ですので、SASの患者さん全員が太っていると思うのは間違いだそうです。

症状

SASはさまざまな症状を伴います。いびき、日中の眠気、起床時の頭痛、睡眠中に脳が覚醒状態になる(中途覚醒)やインポテンツなどがあります。

酸素不足がおこれば「寝苦しい」「息苦しい」などの症状が現れ、睡眠不足がおこります。また酸素不足は循環機能に負担をかけ、不整脈、高血圧、心不全、糖尿病が現れ事故や突然死などで生存率が低くなるなど無呼吸症候群には様々な問題がでてきます。

なので、いびきのあとに呼吸が止まるようなら、無呼吸症の疑いがあるので、検査したほうがよいかも。

ちなみにいびきについては、いびき外来のHPでも、詳しく説明されているのでごらんになってみてくださいませ。

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2006/04/01

重大病の思わぬ前兆

ゲンダイの記事より~。

放置しておくと命にかかわる重大病には、見落としやすい意外な前兆や初期症状があることがある。それを素早くキャッチして手を打てば、大事に至らずにすむことも多いのだ。どんな症状が、どんな病気の前兆となるのか。専門医に聞いた。

●片側の肩だけが凝る
肺のてっぺんにできる肺がん(パンコースト腫瘍)の初期症状のことがある。
「脳から首や肩を通って手の先に行っている神経が出ています。肺のてっぺんにできたがんが、首や肩を通っている神経に触れると、肩の凝りや痛みとして感じるのです。
せきを伴えば肺がんの疑いはさらに濃厚になります」(内田整形リウマチクリニック・内田詔爾院長)

単なる肩凝りで片付けずに、病院を受診してCTなどでチェックを。

●急に数分間ロレツが回らなくなり、持っているはしを落とす
「脳梗塞の前兆である一過性脳虚血発作の疑いが濃厚。首の動脈から飛んだ血栓が、一時的に脳の血管を詰まらせるための症状です。症状自体は24時間以内に消えますが、その後数日から数カ月の間に、本格的な脳梗塞を起こすリスクが高いのです」(くどうちあき脳神経外科クリニック・工藤千秋院長)
つかの間の症状だから大丈夫とタカをくくらずに、脳外科か神経内科を受診して脳や頸部のチェックを。

●信号がダブって見えたり、電柱が2本に見える
「脳腫瘍か脳動脈瘤が潜んでいる疑いがあります。脳腫瘍や脳動脈瘤が、目の真後ろにあって目を動かしている動眼神経を圧迫するので、物が二重に見えるのです」(工藤院長=前出)

ひどい乱視になったなどと勘違いしないで、脳外科でチェックを受けよう。

●片目の前に黒くて大きい蚊がたくさん飛び始めた
「小さい点状の蚊が1個という程度なら、生理的な飛蚊症の可能性が高いが、大量の蚊が急激に“発生”するような場合は、網膜に穴があいたための強い飛蚊症の可能性が高い。網膜剥離の前兆です」(井上眼科病院・井上治郎理事長)

できるだけ早く眼科へ。網膜剥離に発展させないためのレーザー治療が必要だ。

●みぞおちが痛む
「胃かいようか胆石かと思っていると、狭心症のことがあります。狭心症の典型的症状は胸痛ですが、放散痛といってみぞおちの痛みとして感じることがあるのです」(九段クリニック・阿部博幸理事長)
 胃や胆のうなどの消化器に問題がない場合は、循環器科に行って詳しい心電図をとってもらおう。

●連日大いびきをかく
「酒を飲んだ時や疲れた時だけでなく、常習的に大いびきをかいている場合は、睡眠時無呼吸症候群の前兆です。朝起きたときに口の渇きや頭の重さ、昼間に眠気などがあれば、その疑いはさらに濃厚。本人は気づきませんが、睡眠中呼吸が断続的に止まることがあればまさしくそうです」(東京慈恵医大病院精神神経科・山寺亘講師)

●激しい頭痛と吐き気がする
「脳動脈瘤から少し出血している可能性がある。本格的なくも膜下出血の前兆です。風邪や片頭痛などで片づけていると命取りになります」(工藤院長=前出)
できるだけ早く脳外科に受診を。再出血を防ぐ手術が必要だ。

ちょっとした異変に重大病の前兆が潜んでいることを肝に銘じておこう。

重大病の初期症状って気づかないことが多いのですが、「あれ??」って思うことがあったら早めにチェックしましょう~。

そうなる前に、予防、予防~。

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