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2006/03/11

元凶は飽和脂肪とトランス型の脂肪酸

またまた脂肪酸についての(丸元さんの)記事です。とっても重要なことなので、お伝え続けていかないと~です。
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どういう食事をしていると糖尿病になって、どういう食事をしていれば糖尿病にならないか?
 この問いに事実の裏付けをもって、正しい答えのできる医師はいなかった。
 
 
なぜ糖尿病は増えているのか?
 この問いに対しても同様である。
 その答えを得るためにハーバード大の研究者たちが1980年から始めて1996年までつづけた研究がある。
 8万4941人の看護婦を対象にしたもので、研究を始めた時点では循環系の病気も、ガンも、糖尿病もない人たちだったが16年後には3300人が糖尿病になっていた。
 研究者たちは食事を含めて被験者たちのライフスタイルを詳しく調べているが、糖尿病の発病を左右するファクターとして明確になったのは次の5つだった。
 (1)穀類の食物繊維
 (2)飽和脂肪
 (3)トランス型の脂肪酸
 (4)喫煙
 (5)適度の飲酒

 穀物の食物繊維の摂取量が多く、飽和脂肪とトランス型の脂肪酸の摂取量が少ない食事をして、煙草は吸わず、飲酒は適度という人が最も糖尿病を遠ざけていたのだ。
 穀物の食物繊維の摂取量が多いということは、精製度の低い穀類をたっぷり食べていることを意味している。白いパンではなく全粒粉のパンを主食として十分に食べているわけである。
 日本だったら玄米でなくても、3分づき米か5分づき米にして、量もしっかり食べていることになる。
 肥るからといってご飯をあまり食べない人がいるけれども、そういう人は糖尿病のリスクを高めていると思ってよい。
 飽和脂肪の摂取量が少ないということは、肉と乳製品をあまり食べていないことを意味している。
 肉よりも魚を選択し、バターやクリームをたっぷり使ったヘビーな料理は避けるという食生活である。トランス型の脂肪酸というのは自然界にはほとんど存在していない脂肪酸で、植物油から人工バターのマーガリンが作り出されて以降、人の口に多量に入るようになったものである。
 1990年代にはそれが心臓病のリスク・ファクターであることが明白になるけれども、アメリカ人の平均摂取量は現在でも1日18グラムと多量である。マーガリン、ショートニング(製菓、製パンに使われる)、調理済み食品、プロセスチーズ、スナック菓子類に入っているからで、そういうものを食べていない人は糖尿病だけでなく、心臓病も防げているのだ

●丸元淑生(まるもと・よしお) 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

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