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2006/03/12

サメ軟骨延命効果みられず:臨床試験で再確認。

ご存知のように、天然のサメ軟骨製品は癌の代替療法として、よく新聞などの広告欄に出ています。しかし、昨年の癌関連医学誌「Cancer Research」12月1日号の論文は、サメ軟骨によって癌が治癒するということについては科学的な証拠はなく、誤った期待を抱かせるものであると非難していました。

今回の報告は、それを科学的に実証したもので、各界で反響を巻き起こしています。
これは、癌研究で有名な米国メイヨークリニックなどの研究グループが、進行した乳がんと大腸がんの患者を対象に調べた結果で、Cancer Research誌(2005, May 23)に報告したものです。

それによりますと、男女計83人の癌患者さんを対象として、通常の治療を行いつつ、無作為に選んだ42人にサメ軟骨を、また残り41人にプラセボ偽薬を与え、その効果を調べました。その方法も、医師も患者さんも、本物か偽物のどちらを飲んでいるか分からない、二重盲検法という厳しい条件で実施したそうです。

その結果、サメ軟骨を取った群も、ニセ薬を取った群も生存率に差はなく、更に患者さん本人が評価する生活の質の改善効果についても、差は認められませんでした。

これらの結果から、論文では「延命効果も生活の質の向上もみられず、サメ軟骨が癌に有効であるとはいえない」としています。

今回の調査には、米国で市販されているサメ軟骨が使用されていますが、異なるメーカの製品或いは使用条件などに問題があるのではないかという意見もあり、更なる研究が待たれます。

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